様々な原因があるうつ病、原因をつくらないようにしよう

顎を付く男性

その人に合わせる

一人ひとりの症状を見ることが大切な理由とは

最近、うつ病と診断される人が増えています。これは、単純にうつ病患者が増えたというわけではありません。うつ病という病気が社会的に広く認知され、心療内科等を受診する人が増えたことが要因の一つと言われています。この病気の主な症状について一般的に知られているものは、強い気分の落ち込みや自責感などがあります。これがひどくなると、ひどい場合には命に関わる場合もあります。症状が数週間続いて仕事や家庭生活に影響を及ぼす場合には、早期回復のためにも早めの治療が望ましいと言われています。心療内科を受診することに抵抗がある場合もあると思いますが、本人が受診を拒む場合には家族などが、本人を支える意思を明確に示し、付き添うなどの寄り添う姿勢を示すことも重要となります。

有効な治療方法とは何か

実際のうつ病の治療は、一人一人の症状や原因によって異なります。薬物療法が主体となる場合もあれば、認知の歪みを少しずつ修正していくような非薬物療法も行われることもあります。もちろん、その両方を併用することもあります。もっとも望ましいのは原因を取り除くことです。しかし、原因が仕事だった場合には経済的な基盤が不安定になるという要素もあるために心療内科単独での対応が困難であるともいえます。また、性格や家族による影響が強い場合にも本人や家族の考え方や物事の捉え方まで踏み込んだ対応が必要となります。こういった対応には福祉制度の利用や法律などの知識も駆使しながら、気が遠くなるような治療を支えくれる治療機関を利用することが重要です。

もしうつ病になってしまったら

 うつ病は誰もがなりうる心の病気でありその原因は様々です。仕事や家庭のストレスや人間関係などが多いとされますが、頑張りすぎる性格から無理をしすぎた結果、うつ病になる人もいます。また、本人には自覚がない場合もあり、専門家にうつ病と診断されて初めて気づく人もいるようです。では、もし自分がうつ病になってしまったら、どのような治療をしていくのか、具体的に見ていきましょう。まず、大切なのは十分な休養をとることです。責任感の強い人ほど、仕事や家事をやらない事は悪いことだと思い、なかなか休もうとしません。ところが、これが悪化させる原因にもなってしまうのです。心身ともにストレスがかかった状態では、十分な治療効果は期待できません。本人が休まないというのであれば、周囲の人が「休んでほしい」ということを伝えることで、心の負担は軽くなるでしょう。

治療は時間をかけて行うもの

 また、薬による治療もあります。中には精神科の薬に抵抗感を持つ人もいるかもしれませんが、うつ病もほかの病気と同様、薬によって体の中の不調を治していくことが効果的なのです。一般的には抗うつ薬という種類の薬が有効とされています。薬にはいくつか種類がありますが、薬の服用によってうつ病の原因となっている脳内情報伝達物質のバランスを整えることで、精神状態の安定が期待出来ます。また、どの薬を用いるかということは専門家が判断します。他にも、精神療法という治療もあります。これは特に「ぶり返し」の予防に効果があると言われていて、うつ病の人によく見られるような否定的な思考パターンを、話し合いなどによって整理していくものです。結果、より柔軟な思考パターンが期待出来るようになります。このようにいくつかの治療を同時に行っていくことが多いのですが、これらはすぐに効果が出るものではありません。専門家の指示に従い、焦らず確実に治療を続けていく事が、治していくための重要なポイントなのです。

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